今年の薪集め(10年1月)

細いデコボコ道をつきあたると、広大な眺めが開けていた。
訊けば、2町歩(6000坪)もあるという。
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いちめん広葉樹の林だったところを、森林組合が伐採したそうな。
その「ほだ木用」と「チップ用」に運んでいった残りを、いただけることになった。
ちょっと細めのクヌギやサクラだけれど、割る必要がないから、かえって楽かもしれない。

宝は小枝の山の下などに埋もれていて、しかも広いので集めるのが大変だったけれど、
ま、アウトドアスポーツだと思えば楽しいものだ。
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軽トラ&乗用車で二往復。 
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でも、宝はまだまだ残った。
あとはここで朽ちていくだけ・・・。なんともモッタイナイ話だと思う。

この情報をくれた先輩は、「自分のところはいらないから」と言いながら、ご夫婦で手伝ってくれた。
しかもこの後、先輩宅で昼食までご馳走になるのだった。
定年後移住されたおふたりには、常々いろいろな面でお世話になっている。
「おかえしは老後の面倒だね。」と笑いながら言われるけれど、大好きな人たちだ。


これから薪にする作業が残ったけれど、今年はもう原木集めに走らなくていい。
心身ともに温かくなった、嬉しい真冬の一日。
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# by nasutombo | 2010-01-29 19:01 | 薪ストーブ | Trackback | Comments(2)

土間と薪ストーブ

東京の家では、暖房に薪ストーブを使っている。
当初は ”週末だけのお楽しみ” のつもりだったけれど、すぐに毎日使うようになった。

10年ほど前の家つくり、その頃は都会で薪ストーブを使う家は少なかった。
今では、都会の家のほとんどに薪ストーブを設置しているMさんも、
最初は、「薪の手当てが大変だから、やめたほうがいいですよ。」なんて言っていた。

薪ストーブは、まるで温泉に浸かったように身体の芯から温めてくれる。
また、その熱は室内の壁も暖めるようで、他の暖房と違ってすぐに冷めることもない。
大地震などでライフラインに支障がおきても、なんとか暮らせるだろう。 それにエコだ。

だから、もう普通の暖房は使えないし、使いたくない。
いっぽう、リビングに偉そうに鎮座している薪ストーブのまわりは、灰や木屑の汚れがいつも気になる。
だから、今度は汚れが目立たない場所に置こう、と最初から考えていた。

ストーブの種類は、揺れる炎の美しさで人気がある「ヨツールF400」。 
東京のと違って、横長の大きなストーブだ。
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土間のある暮らし” に憧れていた。
近所の人と、靴を脱ぐこともなく気軽におしゃべりができる空間が欲しかった。
小さな工作もできそうだ。

また、将来この場所で絵を描いたりするかもしれない。
それで、明るい土間にして、しかも下駄箱の片側に小さな手洗いコーナーを作ってもらった。
これはなにかと便利で、そのうえ戸を閉めてしまえば、その存在を隠すこともできた。
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土間の床材は「大谷石」にしようかと思っていたけれど、柔らかすぎるという話。
迷ったすえ、ギリギリになって隣町の「白河石」に決めた。
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追加料金になったけれど、色合いがとても綺麗な石で、土間なのに拭き掃除がしたくなる。
(写真は、もう汚れてしまった一年後の「白河石」)
この土間に薪ストーブを置いた。

玄関が無いこの家は、引き戸を開けると土間で、その先のリビングやキッチンが丸見えになる。
だから、室内をいつもキレイに片づけなければならないのが、玉にキズ、かな。

でも七輪でメザシやスルメを焼いたり・・・土間のある暮らしは、とってもいい。
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# by nasutombo | 2010-01-27 22:57 | 田園の家

薪小屋作り

ここでの薪作りはもう何年もやっていて、一応ビニールシートを被せてはいたけれど、
訪れるたびに、風でシートがはずれていて野ざらし状態になっているのを目にした。
秋になると、東京の家に運んだり、友人にあげたりしていたけれど、朽ちていく薪も多かった。
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また、建築中にも近所の先輩からお声がかかり、切って割って薪にしたのが山になっていた。
なので、竣工早々に屋根付きの棚を作成してほしかった。

作ったのは「薪小屋」。 あくまでも「薪棚」ではないそうな。

この工作は、けっこう大変な作業だった。
まず、地面をならし、土台を置く。
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そして、支柱を垂直に立てるのが一苦労。
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機械に頼らない微妙な作業で、支えていた私の顔に倒れてきて悲鳴をあげたり、ケンカをしたり・・・。
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で、2日間かけて出来上がったのが、これ。
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奥行きは薪4列分あり、かなりの量の薪を入れることができた。

あとから、竹を割って雨樋もつけた。
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しばらくして、隣に第二の薪小屋も作った。
こちらは小さめで、敷地内に残っていた細い杉の木を支柱にした。
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これでもう、苦労して作った薪が朽ちていくことはないだろう。
その小屋に薪がたっぷり詰まった光景を眺め、思わずニンマリする気持ちは、
薪ストーバーなら充分にお解かりかと思う。
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# by nasutombo | 2010-01-25 23:24 | 薪ストーブ

まず作ったのは・・・。

翌月からは、毎週のように那須に通った。
これからの作業をメモ書きにして、少しずつ結果があがるのが楽しみだった。

で、最初に夫が作ってくれたのが「郵便ポスト」
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我が敷地は公道から上がるように進入路があるけれど、道路と間違えて入ってくる車があるらしい。
それで、車一台分上がったところに支柱を立てて、細い「バー」を渡し、その右側にポストを乗せた。
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支柱は残っていた杉の木を使い、ポストの色は外壁に合わせ、ネームは息子がマンガチックに描いてくれた。
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都会の家と違って、お隣との境界は明確に仕切ってないけれど、
ここだけは ”これから先はダメよ” の意思表示ができた。
ちょっと曖昧に、我が家を守ってくれるような存在になった。
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# by nasutombo | 2010-01-25 23:21 | 手作り

竣工

09年1月31日、やっと出来上がった。
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構想9年・・・念願の「週末田園暮らし」がようやくここで始まる。
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これからは、
草刈りや畑作業を終え、レジャーシートの上でブヨに刺されながら着替えなくてもいい。
トイレに行きたくなっても、困らない。
とつぜん雨が降ってきても、狭い車の中に避難しなくていい。
汚れた手もすぐに洗えるし、水も飲める。 
お昼には温かな食べものがとれる。
音楽も、大音響で聴ける。 
長年の憧れ、ターシャのような暮らしに近づける。

・・・数えきれないほどの嬉しさがこみ上げてきた。

使われた材は、この場所に100年以上かけて育ってきた杉。 まさに地産地消の世界だ。
目の前にそびえ立っていた木が、今またここで生きていく。 
木は加工されても、今まで生きてきた年数と同じ期間を生きつづけるとか。
これから、きっと私たちを守ってくれるに違いない。

この敷地は、東は田んぼ、西は夏の西日を避けられる雑木林、と変化がある。
それにあわせるように、ゆるやかな丘に建つ家は、四方のイメージがそれぞれ異なっていて面白い。
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室内は都会の家に比べ開放的で、シンプルで、一見山小屋風でもある。
やさしい家だと思う。
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この日は、奇しくも私の○○回目の誕生日だった。
でも、私の性格のなせるわざか、なんと台風並みの大荒れの天気になってしまった。
(写真は翌日撮ったもの)

でも、この大雨のおかげで雨漏りの場所を発見できたのだった。
晴れの日だったら、留守中の雨降りだったら・・・と考えると、感謝ものの天候だったのかもしれない。
オープンハウスで来られた方々にはお気の毒だったけれど。
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ありがとう、Mさん&Hさん、そして多くの職人さん。
いい家になったね。
今度は、きっと気に入ると思うわ。

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# by nasutombo | 2010-01-18 23:10 | 建築綴り