今年も、窓の外に広がる黄金色の景色が見られるようになった。 にっぽんの秋! そういえば、 我が家のイメージは ”黄金色の海に漕ぎだす船” だったっけ。 でも・・・。 今年は、稲がべたーっと寝てしまった田んぼが多い。 冷春のせいで、茎がじょうぶに育たなかったのだろうか。 こんな状態では、機械で刈るのはタイヘンだろうなぁ・・・。 ここは、この4月に町長になった隣人の田んぼ。 彼が作る稲はぜったい倒れない、と評判だったけれど、 公務が忙しくなり、他の人に頼んだとたん、この状態だ。 やっぱり彼の評判は当たっていた、と近所のヒバリ達は言うのだった。 そんな訳で、 今年は、”黄金の海に浮かんでいるような家” の写真は撮れなかったけれど、 春の田んぼに、少しずつ水が入っていく様を眺めたあの日から、 月日はもうこんなに流れてしまった、と感慨にふけってしまった。 こうやって、 まわりの景色から、 巡りくる四季の移ろい・変わらぬ人々の悠久な営み、を感じるたび、 この地にして本当によかった、とつくづく思う。 さて次回、稲刈りのお手伝いができるかな。
by nasutombo
| 2010-09-23 18:06
| 田園の家
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